▼ 職場の健康とストレス |
現代の多くの職場には、私たちの心身の健康をおびやかすさまざまなリスクが存在しています。仕事の負担が重く過労となるリスク、睡眠や休養を足りなくさせるリスク、職務のストレスを重くするリスク、深夜に働くというリスク、仕事に興味がもてないというリスク等々です。職場の健康を保持・増進するためには、あなたがたの職場のどの部分にどの程度のリスクがあるかを正しく把握することが先決です。リスクが明らかになれば、次にそれを軽減する方法を見つけ出し、最後にそれを実践することによって、誰もが気持ちよく働ける快適な職場に一歩近づくことになります。私たちは上記3つの段階のそれぞれに関し、豊かな経験を積んだ研究スタッフによる最新の手法から問題点を分析し、職場においてどのように進めるべきかの具体的な方針をご提案いたします。 |
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● 心とからだの健康リスクの評価 |
どこの職場においても、従業員の「心」と「からだ」のコンディションをそこなう健康上のリスクが存在しています。従業員が健康で元気に働ける条件が整っていないと、仕事の効率を下げるばかりか、それがミスや事故の誘因となる場合もあります。企業等では仕事や職場のどの部分にどの程度のリスク要因が存在しているかを十分に認識しておかなければなりません。そして、リスクの悪影響を最小限にとどめる対策を講じなければなりません。
私たちは仕事や職場の健康上のリスク要因を科学的な立場から具体的に評価します。そして、それらを軽減するために必要な現実的な対策を提案し、誰もが働きやすい仕事や職場を構築いたします。 |
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● 産業疲労の評価と疲労予防の対策 |
長時間仕事をしたり、休まずに仕事を続けると「疲れた」という体験が必ず発生します。このような疲労は作業環境がよくない時や仕事の設計がよくない時に仕事の疲れはたまりやすく、健康を損なうことになります。1日の疲れが1夜の睡眠で回復すれば問題はないのですが、最近は疲れを翌日にまで残す人が非常に増えています。仕事の疲れ方(産業疲労)の実状とその原因を明らかにし、過労状態にならないための予防策を立てることは職場の健康を保つ上の基本です。
私たちは産業疲労の評価と過労の予防措置に関して、特別 なノウハウと長い経験を有しております。 |
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● 職務ストレスの評価と職務デザイン |
職場の機械化・自動化が進み、仕事の身体面 への負担は大幅に軽減されました。その一方で精神面 への負担が重くなっています。仕事のスピードが速くなり、頭を使い、気を使い、神経を使う、いわゆるストレスの多い職場が増加しています。また、同じことを反復する必要のある単純作業も増えてきています。仕事が面
白くなく、また単調や飽きという心理的な苦痛も無視できません。職場の人間関係もストレスを加重させることは言うまでもありません。
私たちはこのような職務に関連したストレスの実状とその原因となる事がらを評価し、ストレスを少なくする職務をデザインするための材料をご提供します。 |
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● 職場のメンタルヘルスの増進と管理 |
からだが丈夫であれば健康だと思う人が少なくないようです。からだが元気なだけでなく、心も生き生きとして元気でなければ本当の健康とは言えません。現代人はモノの世界ではそこそこ満足できていても、心の世界ではさまざまな欲求不満や葛藤にさいなまれており、心の健康(メンタルヘルス)は決して満足できる状態にはありません。人生の3分の1を過ごす職場においても同様で、仕事に喜びを感じ、熱意を燃やすことができず、不満や無気力にとらわれ活気のない人が増えています。これでは職場の活力が低下せざるを得ません。
私たちは、職場のメンタルヘルスの現状評価を行うとともに、メンタルヘルスをそこなう要因を分析して、メンタルヘルスを増進させる職場管理の方策について具体的なご提案をします。 |
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● 夜勤・交代勤の疲労の予防 |
真夜中でも誰かがどこかで働いている社会、それがいわゆる24時間社会です。経済性や利便性など24時間社会のメリットが非常に大きいことは確かですが、昼夜を逆転させて働く人たちの健康リスクの上で成り立っていることを見忘れてはなりません。夜勤は人間本来の生理リズムに反するため、昼間と同じ仕事をしても夜の疲れのほうが大きく、また夜勤後にとる昼の眠りは夜の眠りよりも浅く、このための休養不足から過労状態を招くことになるのです。夜勤をともなう交代勤務を編成するに当たって、健康リスクを十分に配慮しなければならない理由はこのためです。
私たちは生産、運輸、その他の業界で、夜勤・交代勤に就く人たちの疲労状態などの健康リスクを診断・評価します。そして健康への悪影響を最小限にとどめる昼夜交代勤務システムについてご提案します。 |